ハーフ&ハーフにすべきは「レンジ」ではなく「コスト」

「トラリピ」などのリピート系FXの技で、必要証拠金や含み損を抑える「ハーフ&ハーフ」というものがあります。

考え方そのものは良いのですが、僕は「ハーフ&ハーフ」という言い方が嫌いです。

考えなしに「レンジ」を買いと売りで半々にすればいい、という思考になってしまうから。

実はハーフ&ハーフにすべきは「コスト」なんです!

「買い」と「売り」で半々にすること


「トラリピ」のハーフ&ハーフは「レンジ」を買いと売りで半々にする技(マネースクエアQ&Aより)

注文ごとの必要資金
(ロスカットレートでの含み損 + 必要証拠金)

詳細記事↓
リピート系FXの「コスト」と「パフォーマンス」

「コスト」をハーフ&ハーフ

買いリピートの総コスト(全ての買い注文のコスト)と売りリピートの総コスト(全ての売り注文のコスト)を同じくらいにすること

と言っても分かりづらいので、実際に「コスト」ハーフ&ハーフの具体的なプラン(設定)を作ってみましょう。
※「レンジ」ハーフ&ハーフのプランも作って比べてみます

具体例&比較

共通事項

  • 通貨ペア: 豪ドル円(AUDJPY)
  • レンジ: 70~89円
  • 数量: 1000通貨
  • 注文間隔: 1円(100pips)
  • 上部ロスカットレート: 108円(史上最高値)
  • 下部ロスカットレート: 55円(史上最安値)
  • ロスカット水準: 100%
  • 業者レバレッジ: 25倍

「コスト」ハーフ&ハーフ

  • 買いリピート
    買いレンジ: 70~80円
    注文本数: 11
    総コスト: 253,400円
  • 売りリピート
    売りレンジ: 81~89円
    注文本数: 9
    総コスト: 246,600円

買いと売りの総コスト差は 6,800円

必要資金は 253,400円


リピート系注文管理ツールより

「レンジ」ハーフ&ハーフ

  • 買いリピート
    買いレンジ: 70~79円
    注文本数: 10
    総コスト:225,200円
  • 売りリピート
    売りレンジ: 80~89円
    注文本数: 10
    総コスト: 279,000円

買いと売りの総コスト差は 53,800円

必要資金は 279,000円


リピート系注文管理ツールより

※コスト差を0円にするのは難しい
※買いか売りのどちらか大きい方の「総コスト」が「必要資金」となる

このように「コスト」ハーフ&ハーフの方が必要資金が少なくて済みます。

そして買いと売りの注文本数が違っても問題ないんです。

大事なのは「コスト」を同じくらいに揃えること!

注意その1
単一注文のコストが大きい = クソポジションの可能性大
注意その2

どちらかの注文本数が極端に少なくなる場合、両建てにしない方が良い

ロスカットリスクを増やしてまで両建てするメリットはあるかを考慮してください

こうむいぬ
「トライリピ」のレンジの形を「ハーフ&ハーフ」と言わず「サンドイッチ型」と言っているのはこのためです

「コスト」ハーフ&ハーフのやり方

①「ロスカットレート計算機」を使って設計する

「ロスカットレート計算機」や「トラリピ運用試算表」を使い、以下の事に気をつけて設計してください。

  • 各設定を希望のロスカットレートに合わせる
  • 買いと売りの必要資金(運用資金)を同じ金額で設計する

② エクセル等で注文一つずつのコストを計算して比べながら設計する

①だと細かい注文の調整が難しいので、各注文をエクセル等で設計、管理するほうが良いかもしれません。

こうむいぬ
なので今回「リピート系注文管理ツール」を作りました

まとめ

「レンジ」をハーフ&ハーフ(買いと売りで半々)にすればいい、という安易な考え方は捨ててください。

「コスト」をハーフ&ハーフにすべし!
※買いと売りの注文本数が違っても大丈夫

「コスト」をハーフ&ハーフすることで、真に必要資金(必要証拠金&含み損)を抑えることができます。

そしてクソポジションを持つこともほぼ無くなるはずです。

「リピート系注文管理ツール」

「コスト」ハーフ&ハーフをより簡単にできるよう、「リピート系注文管理ツール」を作りました↓

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  • 各注文の「コスト」が丸わかり
  • 売り注文と買い注文のコスト差が分かる
  • 複雑なリピート系(グルトレやコアレンジャー)の資金管理も可能
  • 注文の数量や本数を変更した場合のリスクシミュレーションも可能
こうむいぬ
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