【グルグルトレイン】をざっくり説明すると「両建てリピート系」+「サポート」です。
この「サポート」という裁量で建てるポジションが【両建てリピート系(レンジ追尾など)】と大きく違う所です。
今回はその「サポート」が有る場合のメリットとデメリット解説します。
メリット
出口が増える
出口 = 含み損の額が最小になる時 = 止め時
【両建てリピート系】は出口が難しいと言われています。【グルグルトレイン】の場合はどうなのでしょうか?
それぞれの含み損(出口時)のイメージ図を見ながら比較していきましょう。
下図の黄枠がレンジ(例: 105~96円)、赤が含み損の度合いを示しています。
- 【両建てリピート系】の含み損図
最適な出口(含み損が最少)はレンジ中央付近です。 - 【グルグルトレイン】(サポートL)の含み損図
出口はレンジの2/3以上であればどこでもOK!(含み損0もしくはプラス)含み損を片方に集約しているとも言えますね。ロスカットも片方だけ気にしていればいいことになります。注意「サポート」の売買方向と逆方向に進むと含み損は倍で増えていきます。
マイナススワップが気にならない※
※「サポート」がプラススワップ方向の場合
「サポート」の売買方向がスワップの付く方向であれば、「子本体」のマイナススワップは気にならなくなります。
マイナススワップ方向の「子本体」の総数量は常に「サポート」の数量以下なので、運用中の総スワップはたいていプラスです。
注意
「サポート」がマイナススワップ方向だとマイナススワップが倍以上になります。デメリット
「サポート」分の資金が必要
単純に約2倍。
資金効率は悪くなりますね。
その他: 「サポート」と逆方向の動きは含み損が倍で増えていくので忍耐力が必要かもしれません。
まとめ
【グルグルトレイン】の「サポート」は出口の範囲増加やマイナススワップ軽減をもたらし、代わりに必要資金が2倍になります。
この特性を考慮して【グルグルトレイン】を使った戦略を練ってみてはいかがでしょうか。
実際【グルグルトレイン】を試してみました↓

こうむいぬ
大してグルグルせず、レンジから出てしまい1ヶ月で終了してしまいました。
うまく出口で終了できたので、最後の含み損益がプラスになっていますね。
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